カレーの効能

カレーに含まれるスパイスの種類

具合の悪い時にこそカレー?そう思われる方も多いと思います。
日本では、具合の悪い時は消化のよいうどんやお粥、スープなどが主流です。
カレーは体調不良の際にはふさわしくないのでしょうか?
実はそんなこともなかったりします。カレーには多くのスパイスが含まれていますので、体内の様々な器官を助けてくれる作用があります。

身近すぎて実は良く知らないカレーのスパイス効果。
代表的なスパイスの効能を考えてみましょう。

ターメリック(ウコン)
日本でも生薬として認められているウコンには、胆汁や唾液、胃液の分泌や強心作用があります。
胆汁は肝臓機能を活性化する働きがあるため、アルコールを飲む前にウコンを摂るといいというのはそこから来ているのですね。
抗酸化作用、抗炎症作用にも優れています。

肝臓にいいとされていますが、肝炎や肝障害、または胃潰瘍などの既往症がある場合は注意が必要です。

ガーリック(にんにく)
いわずとしれたパワーの源、ニンニク。古代エジプトのピラミッド建設に従事していた人たちは、ニンニクを食べながら作業をしていたと言われているほど。

ニンニクには天然の抗菌作用があり、その力はペニシリンと同様だと言う説もあります。
免疫を高め、抗酸化作用もあり、血液をサラサラにする。そのため脳梗塞、心筋梗塞や動脈硬化などにも効果があるそうです。

ジンジャー(しょうが)
日本人になじみの深い生姜。体を温める効果があり、和食でもよく使われていますね。
生姜の成分はジンゲロール、これは加熱をしたり乾燥したりすることで出てきます。
成分が殺菌作用、免疫力向上など風邪にはぴったりのスパイスです。

カルダモン(しゅくさ)
海外では口臭予防や体臭を消すスパイスとして使われているそうです。
喉の痛みや咳の緩和、冷え性の改善や脂肪の除去などの作用があります。滋養強壮や精神を落ち着かせる効果もあり、痙攣時にも使われるとか。
普段からハーブティーとして好んで飲まれることもあるそうですね。

チリ/レッドパウダー(唐辛子)
唐辛子の粉にオレガノ、ニンニクやハーブのスパイスを混ぜてつくられたものがチリパウダーです。唐辛子に含まれているカプサイシンが脂肪の燃焼や食欲増進を促します。ハーブのスパイスにはビタミン類も豊富に含まれています。

コリアンダー(こずいし)
コリアンダーはその独特のにおいからカメムシソウという別の名前を持ちます。
ビタミンCやカルシウムなどを含み、消化を促進し、体にたまった重金属やガスを排出します。
頭痛の改善、鎮静作用など効能は豊富です。

クミン(うまぜり)
エスニック料理に欠かせないクミン。ソーセージなどの加工品にも使われています。
消化器官に効果があり、腹痛や胃痛の緩和、食欲増進などによく効きます。
抗酸化作用があり免疫力を上げる効果もあるため、ガンや循環器系の病気の予防になります。

フェンネル(ういきょう)
健胃、去痰(たん)作用、嘔吐回復、腹痛回復があるとされています。カレーに入れる場合、「アネトール」という成分が肉の脂肪分を分解し、消化を助けるため女性には嬉しいスパイス。

よくカレー屋さんのレジ横などに、小鉢に入って置かれているスパイスはこのフェンネルです。
お口直しのほか、リラックス効果もあります。

スターアニス(はっかく)
嘔吐、風邪、咳止め、鎮痛などに効果を発揮します。
星形の変わった形をしたスパイスで、非常に香りが強いため1粒まるごとは使用しないほど。
抗インフルエンザ薬「タミフル」の原料にも使われています。

シナモン(ニッキ)
発熱や悪寒、嘔吐などに用いられています。
シナモンティーとしてもよく飲まれているこのスパイスは、コレステロール低下や虫よけ、口臭防止、美肌効果など女性に嬉しい効果が満載。

よくお菓子などにも使用されていて、シナモンスティックを嗅ぐと意識がしゃっきりするのでデスクに置くとお勧めです。

クローブ(ちょうじ)
成分の「オイゲノール」には抗酸化作用があり、酸化や老化から身を守ってくれます。
消毒、鎮痛、抗菌、鎮静、抗酸化、血行促進の効能があり、特に歯痛や傷口の痛み止めに強い効果を発揮します。
その鎮痛効果は、別名「歯医者さんのハーブ」と呼ばれるほどだとか。

オールスパイス(百味胡椒)
コショウに似ていますがそこまでの辛みはなく、クローブやナツメグなどの香りが混ざり合ったような香りです。
クローブと同様、「オイゲノール」成分で消化機能の促進や防腐や抗菌作用に優れています。

ポプリとしても使用され、非常にリラックス効果を発揮するスパイスです。

ローリエ(月桂樹)
葉を乾燥させ、カレーの中に入れて下さい。香り付けのほか、整腸や神経痛などの効能があり、虫除けにも利用されます。
夏のカレーに入れると防腐剤代わりとなります。
ただし長時間煮込むと苦みが出ますので、さっと入れて食べるときは取りだして下さい